読みました。
図書館の児童書コーナー、哲学や道徳関連の本の置かれたコーナーにて見つけました。
何となく手に取り、前書き部で池上彰さんのコメントを拝見し、借りることにしました。
コペル君が旧制中学校2年。思想が大人で、学びも高度で、なんだこれ。と、非現実に感じましたが、なるほど。エリート層なのですね。
おじさんのノートがいちいち高度で的確で道徳的な理由にも卑屈にならずに済みました。
「貧しき友」
◎「ありがたい」という言葉によく気をつけてみたまえ。「感謝すべきことだ」「お礼をいうだけの価値がある」中略
「そうあることがむずかしい」という意味だ。「めったにあることじゃあない」という意味だ。
自分の受けている仕合わせが、めったにあることじゃないと思えばこそ、それに感謝する気持ちがある。
全てのものが労働の産物。今は消費専門の生活。子どもの生活とは、受け取るばかりで与えていない。生み出す人がいるから、消費できる。
「石段の思い出」
自分のしたことに対し、どこまでも責任を負おうとしないのか
まずは謝ること。その結果がどうなるかなんて今は考えちゃいけない。