『クララとお日さま』を読み、他の作品も読んでみたいと思って借りました。
そしたら、読んだことありました笑
昔、読んだはず。でも、なぜ読んだのか思い出せません。話もほとんど忘れていたけど、「ヘールシャム」という響きを覚えていました。
選べない「死」が待つという運命が定まった若者。セックスが物語に登場する辺りから、死という未来が色濃くハッキリとするのを感じました。
ルースとトミーの違和感、トミーの癇癪、全て後半100ページくらいからの伏線だったのでしょうか。
使命については後半まで語られません。なのに、仄暗い印象の物語。
昔読んだ時よりも感じることが多かったです。
トミーとキャシーの残された時間。
わたしならどう生きる?
彼がもしもトミーの立場だったらどんな時間を求めるだろう。