読書感想文など

30代後半の忘備録です。

【149】護られなかった者たちへ

中山七里


 

めざましテレビか何かで、映画について知って原作を読んでみたくなりました。

最近、貧困をテーマにした作品が多い気がします。

それだけ、日本人みんかで考えなければならない問題なのだと思います。

現実、極貧の方と知り合うことはなくても、低所得者の方の生活を垣間見ると慄きます。

わたしが知っているその方々より、更に下の生活。腐臭などと書いてありましたが、想像もつきません。

 

今回、なぜ8年の歳月をかけたのかなどわたしは読み取れなかった点もありましたが、犯人の思いには同情しました。

被害者な胸糞ですが、死んでよかったかと聞かれるとわからないです。

仕方なかったとも言えるし、不正受給が蔓延るから護られるべき人が護られないわけだからそこを責めるのか、とか、責めても仕方ないから建設的に方法を考えるのかとか、ゆるく色々考えさせられました。