|
横道誠
少し難しかった。
文学作品の引用が私には苦手なようで、読み切る事が困難だった。
「シリーズ ケアをひらく」という医学書院の一冊で、横道誠さんの以前読んだ本が読みやすくて読むこととした。
一つ一つは短いコラムのようで、読みたいとき読みたいページを読めばいい。
横道さんの脳の多様性による世界を様々な視点から当事者が語る。
「こんな風に見えているのか」と、想像を助ける。
多様性を互いに受けとめながら世界を作るためには、相手を知ろうとする姿勢とコミュニケーションが必要だと思う。
関わるものでありながら、全く理解していないことに気づくし、
私たちマジョリティにマイノリティを合わせようとしていることに気付かされた。
それを横道さんは「グロテスク」と表現した。
全くその通りであると思う。