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内容紹介(出版社より)
男たちは命を賭して穴を穿つ。山に、私の躰の中にーー戦国末期、シルバーラッシュに沸く石見銀山。天才山師・喜兵衛に拾われた少女ウメは、銀山の知識と未知の鉱脈のありかを授けられ、女だてらに坑道で働き出す。しかし徳川の支配強化により喜兵衛は生気を失い、ウメは欲望と死の影渦巻く世界にひとり投げ出されて……。生きることの官能を描き切った新境地にして渾身の大河長篇!
内容紹介(「BOOK」データベースより)
戦国末期、シルバーラッシュに沸く石見銀山。天才山師・喜兵衛に拾われた少女ウメは、銀山の知識と秘められた鉱脈のありかを授けられ、女だてらに坑道で働き出す。しかし徳川の支配強化により喜兵衛は意気阻喪し、庇護者を失ったウメは、欲望と死の影渦巻く世界にひとり投げ出されたー。繰り返し訪れる愛する者との別れ、それでも彼女は運命に抗い続ける。第168回直木賞受賞作。
以上、楽天販売ページから引用
歴史の本かと思ったら、官能的な恋愛小説だった!!
初期ウメと隼人、後期龍推せる!!!
イラストか実写で観たい。
ウメの生き方、喜兵衛への想いは切ない。
めっちゃ好きなのに絶対に叶わない想いが切なくて優しくて羨ましい。
隼人の溺愛も最高にいい。隼人は出端から死ぬまでずっとマジで良かった。
生きることや生きる理由ってひとつじゃないと思う。
何で生きてるの?なんて考えない方がいい。理由があって生きてるわけじゃない。
そして、生きていれば人の温かみを求めて支えを求めて生きるのは当たり前。
うん。誰かを支えて支えられたい思いは当たり前だよ。
むしろ、それがなければ生きていかれない。
群れをなして生きるのがヒト。そういう生き物だもん。
隼人を亡くしたあとのウメの行動は嫌悪感をもちつつ、分かってしまう。
わたしもそうだったからな。