読書感想文など

30代後半の忘備録です。

【77】ハンチバック

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ハンチバック [ 市川 沙央 ]
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市川沙央

 

やっと読めた。

書き出しがいったいどのように重度心身障害者とつながるのか、読み始めから頭にハテナマーク。

主人公釈華は、お金は潤沢にある重度身体障害者クラウドソーシングで文章をお金に変えており、自分の稼ぎは寄付をしている。

彼女なりに社会とのつながりを考えている。

他に、大学生であること、グループホームの経営陣と関わる立場であること。

それが積極性をもつように本人の自覚はなくとも、社会とのつながりとしてうつる。

 

まだまだ知らないことばかりだとおもった。

日本では、障害者は見えない。

ドアツードアで自宅から施設へ通所したり、

バリアフリーな建物で手厚くケアされていたり。

このバリアフリーな建物で手厚くケアされているのが釈華さん。

苦しみは理解できなくても想像することはしなければ。

家電も、何もかも最近はタッチパネルですごく不便に感じてる人がいる、とか。

 

同じように見える障害でもケアや支援は異なるとか、基本を忘れそうになる。

 

心に刻み見つめたい。