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市川沙央
やっと読めた。
書き出しがいったいどのように重度心身障害者とつながるのか、読み始めから頭にハテナマーク。
主人公釈華は、お金は潤沢にある重度身体障害者。クラウドソーシングで文章をお金に変えており、自分の稼ぎは寄付をしている。
彼女なりに社会とのつながりを考えている。
他に、大学生であること、グループホームの経営陣と関わる立場であること。
それが積極性をもつように本人の自覚はなくとも、社会とのつながりとしてうつる。
まだまだ知らないことばかりだとおもった。
日本では、障害者は見えない。
ドアツードアで自宅から施設へ通所したり、
バリアフリーな建物で手厚くケアされていたり。
このバリアフリーな建物で手厚くケアされているのが釈華さん。
苦しみは理解できなくても想像することはしなければ。
家電も、何もかも最近はタッチパネルですごく不便に感じてる人がいる、とか。
同じように見える障害でもケアや支援は異なるとか、基本を忘れそうになる。
心に刻み見つめたい。