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ドミニク・チェン
端正な言葉で紡がれた文章。
読んでいる間、清い水の流れが脳内に現れる。
まるで瞑想をしているような静かで染み入る文章に、初めての感覚を覚えた。
わかりあえなさ、言語を哲学的に考察したり
情報や生を背景に考察したりする。
基本は分からないものなのだというスタンスが楽である。
だけど、それでは寂しい。
それを多数の視点から考察して、
やっぱり分かりたい。
そこへ帰着する。
わたしは何も知らない。
分かろうとする。
遺言を書いてみようと思った。