読書感想文など

30代後半の忘備録です。

【81】未来をつくる言葉 わかりあえなさをつなぐために


 

ドミニク・チェン

 

端正な言葉で紡がれた文章。

読んでいる間、清い水の流れが脳内に現れる。

まるで瞑想をしているような静かで染み入る文章に、初めての感覚を覚えた。

 

わかりあえなさ、言語を哲学的に考察したり

情報や生を背景に考察したりする。

 

基本は分からないものなのだというスタンスが楽である。

だけど、それでは寂しい。

 

それを多数の視点から考察して、

 

やっぱり分かりたい。

 

そこへ帰着する。

わたしは何も知らない。

分かろうとする。

 

遺言を書いてみようと思った。