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二宮敦人
わたしはアートが好きな方だから、
藝大にはぼんやりと憧れがある。
そこに、去年同僚の息子さんが音校に入学したときいて、
余計に魅力的に感じた。
奥様が藝大生の著者が、
インタビューに基づき、
東京藝術大学の中に迫る。
本当に、現実とかけ離れた世界で生きているような美術を専攻する学生の話は
カオスで面白く、
羨ましくもある。
表現したいものがあり、
表現の手法を知っている。
自分らしい表現の仕方をもっている。
すばらしいことだと思う。
音楽の世界も、師弟関係や莫大な費用が必要なことなど
知らないことだらけだ。
最後の方に、
アートはツールだということが書かれており、
心に響いた。