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新川帆立
とりあえず新川帆立さんの本は全て読んでます。
軽快で読みやすい、かつ、エンドは爽快。
後味が悪い話にげんなりしたくないお年頃なので…しかもフィクションに。
今回は公正取引委員会にスポットの当たったお話でした。
公正取引委員会って、ニュースで聞いたことがあるだけで全然知りませんでした。
本当自分って物知らずだなぁって思いました。
公正取引委員会も、タイトルにある「競争」も全然知らない言葉でした。
公正取引委員会に所属する楓と、天才エリート小勝負くんのコンビが正義を盾に悪に切り込んでいく。
公務員だから、絶対的な正義と道徳感と倫理観が必要。
「あぁぁ、なるほど。そうだよなぁ。公務員ってそう言う存在だよねぇ。」
と、叫びそうになりました。
彼氏との未来や楓と小勝負の心の変化はベタでしたが、そこは本題では無く、読みやすくするエッセンス的な感じなのでアリです。
天沢がやっていることが、一見素人からするとアリなんじゃ無いか?と思わせることで、
それを取り締まって行く機関についてが公正取引委員会初心者の自分にはなるほどなるほどすぎて面白かったです。
新川帆立さん、東大卒の弁護士さんなんですね。
だからこんなお話が書けるのね…毎回無知なわたしにとって新しい学びがあるお話ばかりよ。