読書感想文など

30代後半の忘備録です。

【84】戦場で心が壊れて


 

アレン・ネルソン

 


 

こちらを読み、アレン・ネルソンさんのことを知った。

 

そして、戦争について、平和について、世界についてもっと知りたいと思った。

 

ネルソン氏の経験はベトナム戦争だ。

その描写は児童向けの本としては生々しく、

特に匂いの描写は恐ろしい。

普通なら、絶対にそのような場に行きたくないし

恐怖で1日で心が壊れてしまうのではないかと感じた。

では、なぜ戦争が無くならないのか。

 

平和慣れした私たち日本人が

急に明日から自国のために戦えと言われたら

無理だ。

泣き喚くのではないか。

なのに、なぜロシア、アメリカ、ウクライナイスラエルなどなど、各国は兵士を集められるのだろう。

人を殺し、

死体を見ることが平気なのだろう。

 

ネルソン氏の本を読んだ後、

アフガニスタン アメリカ軍 PTSD

と、調べた。

 

やはり、日本で多く報道されないだけで

みんな平気ではない。

想像より多くの人が心を病んでしまっていることに気づいた。

 

百田尚樹氏の本などを読み、

憲法9条について、自衛について

今の日本について疑問をもった時期もあったが、

日本人ではないネルソン氏の著書で、

改めて日本のもつ憲法の意味や意義を考えた。

 

憲法9条をもつ日本を攻撃する理由が無い」

ハッとさせられる。

沖縄の米軍基地。

awichやkiyosakuが歌うように

沖縄の人は脅威と隣り合わせだ。

これ以上、あの美しい海と空を灰色に汚す必要があるのか。

 

原爆投下で戦争が終わると信じていたアメリカは

今も各国に兵士をおくり、

戦死者を増やしている。

 

各国は宗教を理由に争っている。

 

日本の異様さが浮かび上がる。

日本は経済成長がなく、後進国化しているという。

しかし、平和だ。

平和な限り、ユートピアであり続けられるのではないか。

 

もっと勉強したい。