読書感想文など

30代後半の忘備録です。

【97】図書館のお夜食

原田ひ香

 

夜にだけ開館する私設図書館。

金持ちの道楽的な図書館だ。

蔵書は亡くなった作家の蔵書のみ。

職員はオーナーのスカウト。

オーナーは人前に姿を現さない。

本を愛する色んな人の色んな気持ちが描かれている。

で、

「ん?なにこれファンタジー?」って思った。

舞台や一人ひとりの設定は悪くないけれど

会話が多くてその中身も薄くて口調も寒い。

セリフっぽくて読んでいて不自然で「うえっ」ってなった。

趣味じゃなかった。

 

叔母の話にいたっては「そんなアホな」という

無茶な設定で、ここまで読んでおいて秘密はそれなの!?

みたいな、、、

中学生の考えたケータイ小説じゃないんだから。

つまらなくて途中で辞めそうになったんだけど、

辞めりゃよかったという、読んでいて苦痛を感じる一冊だった。