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読まなくても良い本の一つ。
違和感があった。
・アミが宇宙から来た生命体であるにもかかわらず、思想がキリスト教からきているものであること。聖書の引用があること。キリスト教のとか教えこそ最高であると言っているように読み取れ、リベラルでない。自然に感謝し、アミニズムに基づいて地球、宇宙を大切にする思想なら自然と受け入れられるものだが(それは日本人だからなのかもしれないが)唯一神が出てきた時点で違和感。
・選民思想
数値の良いものだけが救われること、未開の文明を認めず「野蛮」と断定している点。多様性を認めない恐ろしさや狭さを感じる。
・数値の高いものだけが救われる。
これは、助かりたいからよくするのか、目的を履き違える。数値が良ければ助かるという思想は果たして地球を救うのか。美しい地球を残し、人のために親切にしたい、自分は求めず、相手に与えたいという考え方一本で良いのではないか。
・生命尊重
肉を食べない、どんな生命も殺さないというのはいいと思う。しかし、アミが見せた理想の惑星の中で、肉食動物すら他の生命を奪わないというのはあまりに不自然で極端。人だけでよかった。