読書感想文など

30代後半の忘備録です。

わたしが芸術について語るなら

千住博

 

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「美しい」と「きれい」は違う

 

「美」は五感で感じる。

 

「美術」は、見えないものをみえるようにすること。

見えるものをそのまま見えるように描くのではなく、果物の匂い、歯ごたえ、冷たさとか温かさ、目に見えないものを描こうと意識する。

 

与えられた仕事を「いやだなぁ」と思いながらタラタラやる人で、世の中に出た人はだれもいません。とにかく言いつけられた仕事を必死になってやる。その姿を見て、「ああ、この子はがんばれるんだ」と思う。行いを通して、その人の資質や本気度を見抜く。

 

好きなことを仕事にする

常に思いを行動に移せる状況でいる

角度を変えて仕事にする

何百回何千回と取り組んで得意不得意に気づいた時、自分の進む道が開かれる

 

「これはいや。でもこれならがまんできる。」

その中に、もっと興味をもてるようになるものがあるかもしれない。

好きにならない勉強をなぜやるのか。これは、いやなことをやることによって、「もうこれはやらない」と自分に言い聞かせるため。自分を知るため。

 

伝えたいというコミュニケーションの気持ちが芸術。



 

芸術は平和創造。

芸術はコミュニケーション。

相手の話を聞くことの大切さ。

自分で自分を知ることの大切さ。

我慢できることの中に、好きなことが眠っているかもしれない。

 

コミュニケーションを大切に。