読書感想文など

30代後半の忘備録です。

【117】アイヌ民族27の昔話


 

北原モコットゥナシ

小笠原小夜

 

娘が借りてきてくれた本。

アイヌ民話がイラスト入りで紹介されている。

その一つ一つが口承されてきたことに深みを感じる。

ありがたさというか。

 

神話的な話はみんな素っ頓狂!

人間性のあるカムイたちのお話もよい。

そして、各地の民話との類似性も面白い。

とりわけ面白いと感じたのは、後半のアイヌの方々が自分のアイデンティティに向き合い、文化継承を課題とし、工夫しながら生活されていることがかかれた箇所。

わたしはそのようなものをもたない人間だから、守るべき文化を背負う少数民族の方々への憧れが募る。

美しい自然を守ることならわたしにもできる。

興味関心をもち、興味関心を身近な人に伝えることはわたしにもできる。

正しい知識を身に付けることもできる。

できることとやりたいことを考えていきたいと思った。