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久しぶりに読んだ自分の本。
どこか行く時に空港の本屋で買ったのかな?
全然覚えていないけど。
12篇の短編集。
しかし、その話の一つ一つは繋がっている。
前の話に出てきた人物(脇役)が次の話の主人公となるのだ。
少し過去の日本。30年以上前の日本が舞台。
今とは時代が違うなぁと思いながら読んでいく。
一つ一つ、後味が良くなくて読後はスッキリしないが、
妙に胸に落ちていく。
安心感を与える。
秘密とは、人に言えない影だから秘密なのだ。
みんな秘密を抱えている。
明るい気持ちの時に読むのではなく、
病みな気持ちのときによむといいと思う。
自分の足元が安定する。