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以前、母が読んでおり、この本のことは知っていた。この度このタイトルの続編が出ることを知ったため読んでみたいと思った。
イギリスで暮らす国際結婚、子育てをされている筆者のエッセイであることも、読んでみて初めて知った。
この本を読み、イギリスの格差社会や差別意識について知り、イギリスの教育について無知だったことに気付いた。
シティズンシップエデュケーションについては、フィンランドでも似たような教科があることは知っていたが、日本ではなぜ取り入れられないのだろう。
エンパシーとシンパシーについてもこの本で初めて知ったし、日本で子育てをしており、教育をしている人間として読んでいて焦った。
日本語を話す人口が1億人。少数派だ。こんなことに気付いたのも最近。
日本の文化を守るのも自分、風土を守るのも自分、でもその方法がわからないことに焦る。
当事者意識をもって日本人が取り組むべき内容を整理していかなければどんどんと衰退し、日本人が世界で活躍なんて無理だ。
努力と、共生が必要。
それはわかるのに方法がわからない。
とりあえず、世界を知るために知識を入れていく努力だけはしていきたい。