読書感想文など

30代後半の忘備録です。

【91】古代マヤの暦

ジェフ・ストレイ

 

マヤ暦に興味が湧いたので暦の学習のつもりで読んだ。

薄いけれど読むのは難しい。

馴染みのない言葉もたくさん出てくる。

数に強い人は理解し易いかもしれない。

 

マヤに限らず、暦を発明した先人はすごい。

途方もない。

太陽や月を追うにしても、

遮るものがなく、足場が変化しない地で毎日毎日観察する必要があるし

その記録は木簡でも岩でもいいけれど木簡なんて朽ちるし

それだけの年月を人間は自然に身を委ねて生きてきたのかと思うとと現代がむしろ異常とも思える。

 

暦をつけながら

「あれ?思ってたんと違うな。ずれたんかな?」

とか言いながら修正するんでしょ?

修正版と修正しない版と比較しないと間違いなのか合ってるのかとかわからなくない?

そういうものではないのか?

 

どの国の太古の暦もみんな大きくずれていないことも不思議すぎる。

そもそも文字もない世界ではどうしてたのだろう。

 

それを限られた歴史的資料から読み解いてきた学者たちもすごい。

 

とても勉強になった。